「どこ出身ですか?」という質問
知らない人に「どこ出身ですか?」と聞いてもいいですか?
初対面の外国の方に「出身はどこですか?」のような質問をしたことがありますか?
ですが、聞く前に、相手の気持ちを少しだけ考えたことがありますか?あれは聞いてもいい質問なのなかについて議論しようと思います。
もちろん、相手の生まれ故郷を時々聞いてもいいのですが、やはり初対面の方に聞くのは相手を傷付けることがあります。 無神経な会話の簡単な例:
Bさんがそれで狼狽えたとしてもおかしくありません。「俺がどこから来たかなんて関係ねぇだろ」と思うでしょう。AさんはBさんを人間として捉えるのでなく、Bさんを出身に矮小化するというような誤解が生じてしまいます。
出身を聞く駄目な理由
・単に出身を言いたくない説
Bさんは出身を語りたくない可能性はなくはありません。出身とは自分が選んだものではないと覚えるべきです。また、自分の故郷をいうと偏見の原因となる可能性もあって、Bさんはそれで緊張してしまいます。 出身でもなく、外見でもなく、人の言うことを加味しながらその人物を判断しましょう。
・外国人だと思い込んだBさんは日本人でした
その次、もしBさんは「東京からですよ」と答えたら、最低の返事は「で、本当は出身どこだよ?」。Bさんが日本生まれだったらどうしますか?また、人によって、出身はいろいろ意味があって、自分に対して一番関心を持つ場所という意味もあります。それで、もしBさんは何十年も東京に住んでいるなら、東京が出身なんて主張しても言い過ぎではないかもしれません。
・Bさんは聞かれるのもう飽きた
具体例を出すと、明らかに白人であるような人は日本でよく「出身どこ?」と聞かれます。そのあとの台詞は殆どいつも同じで、どうでもいい会話になってしまいます。 例えばBさんは「フランスです」と言ったら、Aさんはロマンチックとかお城とかの話をしてしまうことが多く、相手自身に実際には興味を持ちません。誰でも聞くものだったら、聞かなくていいでしょう。 相手の個性を考慮しながら、交流しましょう。
正反対の可能性も鑑みましょう。Bさんは「キルギスです」と答えたとしましょう。あなたはキルギズはどこかご存知でしょうか?キルギズについて何か、ほんの少しでも情報はありますか?(あれば、 下にコメントをください!(^^ゞ)) そのあとの会話は気まずいですよね?Bさんは母国について話すのが好きかもしれないのですが、 自分の国は地図のどこにあるかすら知らない人と毎回会うことで、話すのにもう飽きたことは理解できますか?
簡単に言うと、外見から外国人と見なされてよそ者にされる感じです。
・1回聞いたのにもう1度尋ねるのがNG
その次、もしBさんは出身を言いたくない、または「東京ですよ」と言ったら、最低の返事は前述の「で、本当は出身どこだよ?」です。それは傷付きますよ。嘘つき扱いだからです。
総論
なので、今度外国の方と出会ったら、出身を尋ねる前に、「私はどうしてその人の出身が知りたいの?」と熟考したほうがよいですね。言うことがないから聞くだけなら、遠慮しておきましょう。 無論、Bさんが自分でその出身を語りたいならそれで全く問題ありません。
相手は個性のある興味深い方であるように話しましょう。それで彼・彼女も相手してくれるでしょう。
英語がわかる方へ、アメリカの視点から同じような話を議論する記事です。興味のある方どうぞ。 どうやって人の人種を聞く?